









Rivet Box (山の記憶の箱)
「収納と整理、忘却と再発見
箱に物を収めることは、物との心理的な距離を程よく保つこと。
箱に収め、物の存在が意識から薄れてきた頃にあらためて箱を覗くと、
物に対する見方は変化しそれまでには気づかなかった何かを発見する――。
収納と整理、忘却と再発見がテーマの箱。」
山に行くと何かを持ち帰ってくることが多い。
落ち葉や木の実、マップや山小屋のチケットなど
それでも一昔前に比べてその量はずいぶん減ったように感じる
それこそ当時は、旅行では紙の地図が当たり前で
そこに行きたい場所や行き方をペンで書き込み
帰りにはクタクタになった地図とあちこちで入手した
パンフレットやショップカードや美術館の半券、航空券なんかで
ウォレットがパンパンになった記憶がある
それらは、旅ごとにまとめてファイルに入れたまま
たまに整理したときに思いがけず見つけて懐かしんだりする
最近は、紙の地図を持ち歩くことも減って
スーツケースも持ち歩かず、最小限の荷物をザックにつめて
旅に出ることが多くなった
そんな旅でも何かしら持ち帰ってくるものがある
それは小石や枝や葉っぱ、木の実など
持ち帰るものの質は少し変わったが、旅の記憶と称して相変わらずである
それらは部屋の片隅に無造作に置いてしばらくそのままでいることになる
最近は、それらを箱にまとめることを覚えた
箱に入れるのは整理して少しはスッキリ見せるためだったが
FROMEの箱を見つけた時
これは「記憶と記録の箱」だと思った
山の記憶が記録とともに箱の中に綺麗に収まって
時々思い返すように箱を開けるという行為は
なんとも豊かなような気がしている
もちろん箱の使い方は自由だ
・特殊硬質繊維ボードは、古紙やフレッシュパルプなどの木材繊維を主な原料としています。強度や耐久性に優れ軽量です。
・厚さ約1mmの特殊硬質繊維ボード折り曲げ、四隅をリベットで留めています。
・リベットにはマットブラックの鍍金加工を施しています。一般的な鍍金加工に比べて風合いに差があります。
・素材強度が高いので上積みすることができます。過度に重いものは支えきれない場合がありますのでご注意ください。
・収納物によっては縦向きにして横に並べることもできます。
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FROME(フローム)
2020年にスタートしたクラフトプロジェクト。
体験から生まれるプロダクトをテーマに領域を問わず製作活動をしている。
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素材:特殊硬質繊維ボ-ド、リベット
日本製
箱外寸: 330×250×85mm
箱内寸: 305×225×80mm