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Shoko Endo / Pebbles 010

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Pebbles 「石を拾い集めるようになったのは、少し車で行けば海に着く、今の場所に住むようになってからだ。そして2020年からのコロナ禍、人と会うことや遠出をすることが憚られていたとき、新鮮な何かに触れられるような気がして頻繁に海辺に行った。 じっと目を凝らしながら、または遠くをぼんやり眺めながら、足元に落ちている無数の小石のうち目に止まったものを拾い上げる。その時たまたまそこにあるものを、手に取る偶然性。それが元々どこで生まれどんな時を経てきたのか、そこに至るまでの時間的空間的な広がり。考えても到底わからないという感覚的な遠さ。 拾わなければいつかは砂に埋もれて波間に消えて行く。そのほうがずっと自然なことなのに、石の時間と私の時間が重なる面白さに、つい手放し難くなる。そしてなにより、石を拾うことで固く閉じそうになっていた感覚がほどかれて開かれていくような気がした。 しばらくはただ拾い集め眺めているだけだったが、すべての小石にどこかで離れたであろう無数の片割れがある、そんなことを考えているうち、拾った小石とガラスを組み合わせた作品を制作しようと思い、今に至る。」 ※こちらの商品は山と猫オリジナルのギフトボックス付きです -------------------------------------------------------------------------- 石とガラスの組み合わせについて。 最初にまず作品にする石を選びます。そのあと選んだ石ひとつひとつに合わせて、それぞれガラスのパーツを制作します。ひとつの石にひとつのガラスを想定して、制作しています。 ガラスパーツは鋳造の技法で制作しています。電気炉の中で加熱・鋳造し、冷え固まったあとに、表面加工を施します。(不用部分の切断、研磨、顔料の焼き付けなど) ガラス部分のかたちは、その時々で感覚的に作っています。この石には、こんな片割れかな、とイメージしながら。 ガラスに濁りがあったり表面に凹凸やテクスチャーがあるのは、あくまでガラス部分は小石の「片割れ」だからからです。 時を経て丸みを帯びた小石が、どこかで無くた、そして今もどこかにあるかもしれない、たくさんの片割れをイメージしています。 遠藤章子 Shoko ENDO 新潟県出身。筑波大学芸術専門学群在学中にガラス造形を学び、以降、キルンワークの技法でオブジェを主とした作品制作を続けている。現在、家族とともに茨城県在住。 ただそこにあるだけというような、些細で確かなもの。 ふれたくて手を伸ばす心の機微を受け容れれるもの。 そういうものを作りたいと思っている。 ------------------------------------------------------------------- Shoko ENDO 50 x 22 x 30mm 石、ガラス 日本製

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